ドイツ帰りのサッカー選手だった男が書いたブログ

ドイツでのサッカー選手、スカウトの体験談

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14試合目 日本が世界で勝てないわけ 後編 ドイツ編7

こんにちは! AG TIGERです!

 

今回は

日本が世界で勝てないわけ

の後編です。

 

前編では文化などについてでしたが、

今回の題は国民性なども関係あるのかなと思います。

 

 

僕が一番の差を感じるのは

プレッシャー

についてです。

 

このプレッシャーについては2種類あります。

まず1つ目は、ディフェンスにおいてのプレッシャー。

これは日本の指導スタイルの時点で差がうまれています。

日本で教えられる一般的なプレスはある程度まで距離をつめて、

ストップして、相手の進路を限定して全体で取りに行く。

とこんなところだと思います。

良いとらえ方をすれば戦術的ですが、悪く言えば、

消極的なプレスともとらえれます。

 

ドイツではプレスといえばあくまでボールを

奪いに行くというスタイル

1対1の局面になることが多く、ある意味他人に

責任を押し付けることが出来ず、

個人個人が責任感をもってプレスを

かけている印象があります。

そしてなんといっても、無言の圧を

与えるようなプレスをかけています。

 

もし日本人がドイツのチームに入って

プレスをかけたとしても、ドイツ人から言わせれば

「なんで止まってみてんの?」

と言われるのは間違いないでしょう。

というよりその場面の状況に出くわすことがありました。

 

今思えば、

ドイツでコーディネーターしていた時も

チームの監督から選手に通訳してくれと

何回もいわれた案件でした。

 

あくまで奪いに行くという姿勢

自分の中での最終地点は

攻めるディフェンスというものです。

 

もしわかりにくければ

2006年のイタリア代表の守備を見ていただければ理解できると思います。

 

 

2つ目はメンタル面でのプレッシャーに対する考え方

絶対数でいうと目立つことをしたくない日本人と

自分が一番でいたい外人とに大きな差があります。

 

普段プレッシャーを受けてる人は、

プレッシャーが当たり前になっていき、

普段通りで行動を起こせます。

 

それに対し、プレッシャーを避ける生活を

過ごしているとプレッシャーがかかる場面では

普段の力を出し切れない傾向にあります。

 

 

これをプレスに置き換えても

普段本気でボールを取りに来る相手と

対峙している選手、自分がトラップミス

しない限り突っ込んでこないとわかっている

相手と対峙している選手のどちらが公式戦で

普段通りのプレーをできるかは明確です。

 

他にもありますが大きくとらえると

こんなところかなと思います。

 

また気が向いたときに似た内容で

書こうと思います。

 

では、次回はたぶん指導者編

 

 

 

チュース!